忘れられない! 先生から言われたひどいひと言 <高校生実態調査>

勉強以外にもいろいろなことを教え、生徒から尊敬される存在であるはずの先生。でも、そんな先生の何気ないひと言によって傷ついた経験がある…という人も多いようなんです。

実際に現役高校生を対象にしたアンケートで「これまで学校の先生から言われたひと言で『ひどい!』と思ったり、傷ついたことはありますか?」と聞いたところ、45.2%の人が「ある」と回答。なんと半数近くの人が経験アリなんですね。

具体的にどのようなことについて言われて傷ついたのかについても聞いてみました。特に多かった上位3つは以下の通り。

  • 1位 成績について 26.6%
  • 2位 性格について 21.3%
  • 3位 友達関係について 11.7%

どれも多感な高校生にとってはデリケートな事柄。先生に悪気はなかったとしても、言い方次第で傷付いたり、ショックを受けてしまうこともあるはず。さらに、経験アリのみなさんに実際に言われて傷付いたひと言を教えてもらいました。

  • 「面談の時に『成績がひどい』ってストレートに言われた。心配してくれている感じでもなく、ただただムカついた!」(17歳・女性)
  • 「担任に『大人しい性格だから、もっと積極的になれば』と言われた」(18歳・女性)
  • 「面談の時に担任から『友達関係は大丈夫か? お前は友達を作るのが苦手そうだから』と言われたこと」(17歳・女性)
  • 「担任の先生に体育の授業で、ピンをつけて二つ結びにしていたら『イモトさんみたい』と言われた」(16歳・女性)
  • 「『いつも眠そう』と言われた。私は目が細いだけなのに…」(17歳・女性)
  • 「身長が高いのに運動神経が悪いから、バスケ部の顧問に『宝の持ち腐れ』と言われた」(18歳・女性)
  • 「授業中にあてられた時に『何その嫌そうな顔?』と言われた」(17歳・女性)
  • 「友達から呼ばれて嫌がっているあだ名を、『やめてほしい』と言っていたのに担任の先生からも呼ばれ続けた」(17歳・女性)
  • 「給食を残すと必ず担任に、『ちゃんと食べないと成長しないよ』と3年間ブツブツ言われ続けた」(16歳・女性)
  • 「工場見学の帰り、自転車の鍵を外した時に同じ科目の先生から『機械科なんだから自分で自転車整備しろよ』と言われたこと」(17歳・男性)

先生からしたら、ちょっとした冗談だったり、生徒を励ましたり鼓舞しようとしてかけた言葉だったのかもしれませんが、生徒からしてみればショックという事も。先生と生徒の関係であっても、言われた相手がどう思うのか考える配慮を忘れないで欲しいものですね。

アンケートデータ

※『高校生実態把握調査』インターネット調査
実施期間2015年7月30日(木)~ 2015年8月6日(木)

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