大学での一人暮らしのために知っておきたい、話題のシェアハウスとは?

大学での一人暮らしのために知っておきたい、話題のシェアハウスとは?(PLENDY-SHARE 薬園台)
PLENDY-SHARE 薬園台

他人同士でひとつの住居を共有する“シェアハウス”。話題のテレビ番組で取り上げられたことで、注目度上昇中ですが、実際はどんなところなんでしょう? 多くのシェアハウス物件を紹介するポータルサイト「ひつじ不動産」の宋さんにお話を聞きました!

「最近のシェアハウスの多くは社会人を意識して作られています。そのためキッチンやリビングはもちろん、大型物件ではラウンジやシアタールームなど共有スペースが広く充実した物件が増えていますね。なかには個人の個室にユニットバスとミニキッチンを備えた物件もあり、プライベートな空間をしっかり確保しつつ、アパート暮らしにはない充実した空間と設備を共有できるというところが魅力です。規模は大小様々で、テイストもレトロなものから個性的な物件まで幅広くあるので、住まいとして自分が居心地のいい空間を探すのがおすすめです」

シェアハウスというと家賃が安く、夜はみんなでワイワイ…というようなイメージを抱きがち。でも、宋さん曰く「キレイで設備も充実している物件は、そのエリアの家賃の相場と同じくらい」とのこと。さらに、毎晩のようにみんなで集まる…なんてこともありますが、あくまで普段はちょっとしたお喋り程度です。多くのシェアハウスでは、特別な時にパーティーなどは行われるものの、普段はそこまで派手なイベント事は多くないようです。

大学進学と同時に一人暮らしをスタートさせる人も多いと思いますが、大学生におすすめの物件やメリットはどんなところなのでしょうか?

「やはり都心になるほど家賃が上がりますので、大学に通学しやすいすこし郊外の大型物件などがメインの選択肢になるのかなと。経済面では、初期費用が抑えられるというのも大きな魅力ですね。多くの場合、入居時に必要なのは補償金と最初の家賃のみで、家電などを買い揃える必要もありません。また、シェアハウスには、社会人や外国人など様々な人が暮らしていますので、そういった人との交流は学生にとっても刺激になるはず。実際に社会人のリアルな話が聞けるので就職活動に役立つこともあるかもしれません。また外国人の住居人からその国の文化について話を聞いたり、語学の勉強になるというメリットもあると思いますよ。年齢に関係なく本当に気の合う友達ができるというのもいいところです」

ただ、様々な人が一緒に暮らす場所だからこそ、気を付けなければいけない点も!

「シェアハウスには社会人も多いので、大勢友達を呼んで深夜まで騒いだり、洗濯機に洗濯ものを入れっぱなしにしてしまう…などはNG。ほかの住人への気遣いを忘れず、マナーをしっかり守って生活することが大切です」

実際にシェアハウス物件を選ぶ際のポイントや注意点はありますか?

「必ず内覧をするのがおすすめです。物件の設備や雰囲気を見ることはもちろんですが、その物件のルールが自分に合うのかどうかをしっかり見極めることが大切です。内覧の際にその物件のルールの詳しい説明を受けることもありますし、なければ積極的に聞いてみるのも良し。例えば共有スペースでの決まりや掃除はどうするか。管理の仕方は物件によって様々で、ルールが細かく設定されているところもあれば、ゆるやかなところも。自分の性格や生活スタイルと照らし合わせて、合うかどうかを考えてみてください。また、内見の際に住人に会えることもあるので、そこから物件の雰囲気をより感じることができるかもしれません」

設備も充実し、今後ますます増えていきそうなシェアハウス。一人暮らしをする際には、選択肢のひとつとして検討してみるのもいいかもしれませんね。

取材協力

ひつじ不動産 宋在浩さん

シェアハウス専門のポータルサイト「オシャレオモシロフドウサンメディア ひつじ不動産」(http://www.hituji.jp/)を運営。全国のシェアハウス物件が検索できるほか、物件の探し方や物件選びのコツなどを紹介している。